諸行とは万物と言う意味であり
無常とは常でないということです。
すべての物は常に変化をしており、
自然界も人間界も、肉体も精神も
刻々と移り変わっている。
人間も生まれ、やがて老いて
死んでいく。
生じたものは必ず滅します。
無常であるから
苦悩のどん底にある人も、
やがて這い上がってゆける。
与えられた命は限りあるから尊く、
無常であるからこそ、
一日を大切にしなくては
ならないのではないでしょうか |
「私は若い」と思っていても、
死すべきはずの人間は、
誰が自分の生命を
あてにして
よいだろうか?
若い人でも
死んでいくのだ。
―男でも女でも、
から次へと―
『仏典』 |